堀江歯科診療所の診療雑記

今日、一人の患者さんとお話をしました。
その方は十代の頃にリウマチを患ったそうです。専門の病院に入院した事もあり、その時に出会った入院患者の方々を見て、深く失望したそうです。
関節が曲がっている姿等を見て衝撃を受けたそうです。
自分の幸せな未来が思い描けず、線路の上に立ち尽くした事もあると言われました。
私はかける言葉も見つかりませんでしたが、その方はすぐ
「でも、今は幸せなのよ、楽しい事もたくさんあるし、おいしいもの食べれるし、生きてて良かった」と笑顔で言われました。
その方は現在、奥歯をなくされ、苦労されています。早く、きちんと噛める状態にしてあげたいと心から思いました。


そして、おいしい物を食べるという事が人にとって大きな楽しみなら、それをサポートできる仕事に関わっている事を嬉しく思いました。


こういう患者さんの言葉や笑顔で毎日支えられています。